スタンドアロン型デジタルサイネージの特徴
デジタルサイネージは、大きくスタンドアロン型・ネットワーク型・インタラクティブ型の3種類に分けられますが、最も簡単に運用できるのがスタンドアロン型です。スタンドアロン型のデジタルサイネージは、インターネット環境を必要としないタイプで、機器単体での運用が可能という特徴があります。配信するコンテンツはUSBメモリやSDカードなどの媒体に保存しておき、それらを機器に接続することでコンテンツがディスプレイに表示される仕組みです。スタンドアロン型のデジタルサイネージは、本体さえあれば運用できるため、スピーディに導入したいケースに向いています。
また、その他2種類のデジタルサイネージよりも安価な傾向があり、専用のスタンドを用いるだけで設置できるため工事費もかかりません。インターネット環境も不要なので情報漏洩のリスクがなく、回線使用料が発生しないため基本的には電気代以外のランニングコストが発生しないというメリットもあります。一方で、配信するコンテンツを変更する際はUSBメモリなどの媒体を一度取り外して、パソコンを使って新しいコンテンツを保存した上で再び本体に差し込む必要があるため、コンテンツ変更に手間がかかるというデメリットがあります。以上のような特徴があるため、スタンドアロン型のデジタルサイネージは、導入や運用に割ける予算が限られるとともに、頻繁なコンテンツ更新を行わない自営業の個人店や小規模施設に適しています。