システムの成果物と工程管理

システム開発は闇雲にやっても解決はしません。スタートとゴールを適切に決めて、ゴールまでの道筋である工程をいかにスムーズに進めていくかが重要となります。工程管理はシステム開発において特に重視される分野です。工程管理では時間と人件費などのコストを考えていきます。

ただし、時間も人員も有限ですし、予定通りに進まないことも多々あります。その都度、問題を認識し、解決を急ぎ、開発のスピードを元に戻す必要があります。システム開発ではさまざまな工程で成果物ができます。仕様の要求から始まる開発ですが、発注者の要求定義書という成果物ができ、開発者と発注者双方で合意をとった後で実際の設計作業となります。

要求定義書を不十分な状態で進めた場合、手戻りや追加機能が必要になることも多く、紙面でのやりとりではありますが特に重要な工程の1つです。要求定義書が満足いくものであれば次のシステム設計もスムーズに行きます。システム設計では要求された機能を実現するためにハードウエア、ソフトウエア双方の面から設計を行います。成果物としては画面定義書やデータ定義書、モジュールなどの定義まで行なわれます。

その後、各モジュールごとにプログラム設計が行なわれ、関数やクラス、変数などが定義されていきます。データベースが必要な場合はテーブル定義などもこの時点で作成され成果物として提出され、コーディング作業に入ります。その後、テストを各種行い運用開始となります

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