システム開発の手法について

システム開発の手法は大きく分けて3つあると言われています。1つはウォーターフォール型、2つ目はプロトタイプ型、3つめはスパイラル型です。それぞれ利点、欠点があり、現場サイドで利用する手法を早めに決めることが大事と言われています。ウォーターフォール型の利点は管理がし易いことです。

各工程は川の流れのように上流から下流にそって行なわれます。上流では利用者からの要望をまとめて仕様書を作り、下流に流しつつ仕様書を確定していきます。そして下流にいるプログラマが成果物としてプログラムを生み出します。生み出されたプログラムは上流に向かって各工程でテストが行われて最終的に利用者が使ってテストとなります。

管理はし易いのですが、各工程で問題があれば上流に差し戻されることからコーディング時間が少なくなり、バグを発生させやすいとも言われています。2つ目のプロトタイプ型はこれとは違い、利用者の要求に合わせて各機能を作り上げながら全体を完成させていく手法です。利用者が早めに使うことで思っていたシステムとの差を知ることができますし、システムとしても不具合を早めに解消させられます。しかし、プロトタイプの完成に時間がかかれば工程全体としては時間がかかることが多いのが難点です。

3つめのスパイラル型は上記2つを合わせた手法で多少複雑になりますが、品質を上げやすいと言われています。利用者はコンポーネントごとにプロトタイプを見ながら開発の進捗を見られますが、管理が複雑になるのが難点です

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